先日、庭の手入れをしていると鶉の卵より小さい白い卵を見つけた。何か爬虫類の卵かなと思い、子供と観察していると簡単に割れてしまった。その直ぐあとに木の上の方で小さい鳥がピーピーないていた。もしかしてその鳥の卵だったのではと、酷く申し訳ない気持ちになってしまった。

その数日後、妻と子供が庭の木に鳥の巣があるのを発見。ああやっぱり鳥の卵で、運悪く落ちてきてしまったんだな。可哀想な事をしてしまったと落ち込んでしまった。ただ鳥は複数卵を生むはずなので他の卵が無事な事を祈った。

鳥の巣は、木の枝の先、葉っぱが生い茂っている所に上手く隠すように作られていた。これを口ばしだけで作っているなんて、動物は凄いなと関心する。それにしても、うちの庭に鳥の巣が出来るなんて何となく縁起が良さそう。普段からうちの庭にはなぜか色々な鳥がやってくる。やってくるもんだから、朝のパンのかけらなんかを庭に撒いてあげたりしていた。きっとこの家は危害を加える家ではないと思ってくれたのだろう。そう思うと何だかとても嬉しい。

そして今朝、気になって鳥の巣を覗いてみるとなんとそこには雛鳥がいるではないか！　無事な卵からちゃんと孵ったんだと少しホッとした。そして親鳥もしっかり側で見守っている。大きく育って元気に巣立つ日を見守りたい。楽しみが一つ増えた我が家の庭だった。