SUMIBITO

8月31日

カテゴリ : 住む人日記 2019.08.31


朝夕の暑さがそれ程でもなくなって、また季節が進もうとしています。梅雨の長雨から突然始まった夏は、いつもより少し短かったのかもしれません。大して好きでもないのに、夏の終わりはやっぱり寂しくて、懐かしいことを色々と思い出します。満員電車で見かけたサラリーマンも、窓の向こうの入道雲を眺めて少し感傷的な表情を見せたり、なんだか切ない気持ちでいっぱいです。みなさんは、どんな夏をすごされましたか?

大人になると、花火も海水浴もしなくなるけれど、まな板のカビ取りや部屋の湿気取りに煩くなって、ミョウガとトウモロコシの炊き込みご飯を覚え、意外と人気の少ない盆の京都をのんびり歩き、これまでの日々にはなかった夏の過ごし方を発見するようになりました。季節と歩調を合わせながら、暮らしの中に新しい楽しみを見つけることも、人生の喜びの一つかもしれません。

GITAKUの家はこれからが一番気持ちいのいい季節。秋になって窓をあけ、床に寝転び、夜風を肌にビールを飲んだりと、楽しみは尽きないはずです。私たち住む人編集部も、今年は秋からの製作になりそうです。いつもは真夏に取材を終えるので焦りもあるけど、これまでとは少し違う季節に進行するのも、いい経験かもしれません。

8月最後の日が、皆さんにとって良い日でありますように。

住む人編集部 K.H