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DIYウッドフェンス – 持つべきものは友

カテゴリ : 波の音 2019.05.05

GWは地元を出ないと決めている。自分が小学生の頃に家族旅行で西伊豆に行ったのだが、鎌倉の自宅から西伊豆の宿まで12時間かかった。それ以来GWはどこにもいかないと決めている。さて、我が家のGWは庭にDIYでウッドフェンスを作るという大きな仕事が待っていた。我が家の庭はお隣さんが丸見えで少々気まずい景色だったので前々からウッドフェンスを作りたいと思っていたのだ。しかし自分一人でどんな風に作れば良いのか悩み、なかなか作業に踏み切れずにいた。

そんな時、いつも家族ぐるみでキャンプに行く仲間が、手伝うよ!と言ってくれた。彼は設計事務所に勤めているので図面もお手の物。持つべきものは友とはこのことだ。
図面を引いてくれて、木材がどのくらい必要かも出してくれた。次に必要なのは木材の種類は何にするかだ。色々検討してイタウバという木材を使うことにした。イタウバはハードウッドの中では軽く柔らかな木材なのでDIYにはうってつけの木材。耐久性ももちろんあり経年を経てシルバーグレイに色が変化する。これも楽しみの一つ。

そして自分たちで作るというのが何よりも大事なこと。業者に頼めばきっと立派なウッドフェンスが出来るだろうが、自分たちで出来ることはなるべく自分たちで。そういうのを子供に見せたかった。作っている間にも子供は周りで、自分も手伝うと言っておもちゃのトンカチでネジを打ち始めたりしていた。もちろん危ない工具が転がっているので細心の注意を払いつつ、危ないことをしそうな時は怒りつつ。

104枚もの横板が家に運ばれた時には、一体いつ完成するのかと心配になったが、設計事務所の友人以外にも2人ほど手伝いに来てくれたお陰で、ほぼ2日間で完成してしまった。


久々の肉体労働は流石にこたえたが、自分たちで作ったウッドフェンスを眺めると、達成感が込み上げてくる。子供が庭で嬉しそうに遊んでいるのを見ると、親父が頑張って作っている背中を見せられて良かったと思える。そして、父一人の力ではなく友人に助けられて作れたんだよと伝える事が重要だ。何か大きなことを成し遂げる時、自分の周りに助けてくれる仲間がいる事がいかに大事かという事が、いつの日か感じてもらえたら嬉しい。