引っ越しをする時、気になる事の一つにご近所さんはどんな人達かという事がある。せっかく新しい生活を楽しもうにも、もしご近所さんとトラブルがあったりすれば新生活も台無しである。変な人はいないか？意地悪な人はいないか？　なんて心配をしながら引っ越しするのである。

しかしながら、引っ越しをして、挨拶回りをしてみるとそんな心配事は徒労に終わった。特にご高齢な方達は、僕ら家族を暖かく迎えてくれた。若者が近くに引っ越してくれるのを喜んでいるようだった。

最近ではお隣のおばあちゃん（８０歳オーバー）と仲良くさせて頂いている。息子が庭で遊んでいると、気軽に声をかけてくれたり、庭に咲いている花を取りにおいでと誘ってくれたり。先日なんて、自分がギックリ腰をしたんですなんて話していたら、腰痛には魚よ！なんて言って、自分用に作っていた栄養満点の魚のあら味噌汁を丸々くれたりした。そんな優しいおばあちゃんだから僕らも、どこかに出かけたらお土産を買って行ってあげたり、困っている事があれば助けてあげたりする。

そうやってご近所さんとの信頼関係を築いていく事はとても大切な事なんだと思う。特に、小さい子供がいる家庭ならなおさらだ。災害などの万が一の時にご近所さんと信頼関係が築けていればお互い助け合うことも簡単になるだろう。

その土地に引っ越すと言う事は、その地域の一員になると言う事。土地柄や風習を壊さず、その土地に溶け込むことがローカルになることの第一歩に繋がるんだと思う。