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鎌倉子育て日誌

カテゴリ : 波の音 2019.02.26

息子が2歳くらいになってから、「ねっこぼっこ」と云う、いわゆる自主保育に週1、2回通わしている。自主保育とは、保育園や幼稚園とは別に野外をフィールドに、母親同士が我が子もよその子も一緒に子育てをする特徴的なスタイル。 特定の教室を持たず、自然の中で遊ぶ。鎌倉は山に海に囲まれた恵まれた環境だから、息子もその中で、色々なことを感じ取って欲しいと願っている。

普段は妻が息子を連れて参加しているのだが、先日は初めて自分も家族一緒に参加してみた。その日によって場所やイベントが異なり、山を散歩したり川で遊んだり、自然の素材を使った工作をしたりするのだが、今回は海でカレーを作ろう!の回だった。参加する人は家からそれぞれ具材やルーなどを持ち寄り、焚き木でカレーを作っていく。火まわりはもちろん親が担当するのだが、興味ある子は木を運ぶのを手伝ったりじっと見つめたり。元気の良い子は走り回ったり、お友達と遊んだり。

とにかくこの自主保育は自由だ。もちろん先生的キーマンがいて、今日はこれやるよーと遊んでくれるのだが参加するかは子供の意志に任せているようだ。親がこれやりなさいと強要するのではなく、子供は自然の中で興味あることをやる。テレビやプラスチックのおもちゃで遊ぶでなく、身体を動かし手足で自然を感じながら育って欲しい。きっと感性が変わってくるはず。

久々に外でカレーを食べたが、皆んなで食べるのって本当に美味しい。子供たちも皆笑顔でカレーを頬張っていた。

今年の4月から息子は幼稚園に通う。もちろん幼稚園にも良いところはあるし友達もいるので楽しく通えると思うが、自主保育という選択も良いなと思う。幼稚園は義務教育ではないから、月に数回は自主保育にすると云うのも良いかもしれない。1箇所に固執するでなく、柔軟に色々な場所で視野を広くして社会性、人間性、感性を磨いていって欲しいと願う今日この頃。