SUMIBITO

サーファー・コミュニティー

カテゴリ : 波の音 2016.11.23

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長年サーフィンをしていると、いろいろな人と交友が生まれる。
面白いのは年齢や業種が全く異なる人たちと仲良くできることだ。
自分の父親世代の人とサーフ仲間だったり、とある業界で有名な
ブランドの社長さんと仲良くなったり、芸能関係の方とサーフトリップにいったりすることもある。そして新たな仕事に繋がったりする事だってある。

僕はフリーランスで仕事をしているから、自分の実力以上に人脈が物凄く大事だって事を学んでいる。 良く妻に言うのは「サーフィンは僕にとっては営業の場でもあるんだよ」である。
事実、ありがたい事にサーフィンを通じて今の仕事が成り立っている。

自分が初めてサーフィンの世界に足を踏み入れたのは高校の時だった。
サーフィンを始めて数年後、カリフォルニアに初めてサーフトリップに
行ったのは、殆ど話をした事がないか、初めて会う、年齢的に一回り以上はなれた先輩方とだった。
最年少だったので少しビビりながら旅したのだが、先輩方はとてもフレンドリーでよく面倒を見てくれた。
巷ではサーファーコミュニティーは上下関係が厳しい世界だなんて話を聞くが、そんな事は全くなかった。
先輩方に恵まれていただけなのか、土地柄なのかはわからないが、最近ではここ鎌倉の土地が、その様なコミュニティー文化を育みやすい場所なのかなと思ったりする。

40代に突入した最近は、年下の友人と遊ぶ機会が増えてきた。 サーファーコミュニティーの中でも同世代の子供を持つ家族との繋がりだ。 
先日もキャンプに行って来たのだが、友人の繋がりで新たな子持ちサーファー家族と共に行く事ができた。
この歳で、新たな仲間との出会いは本当に楽しいし、何より子供同士が仲良くなれるのは嬉しい。

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親のコミュニティーは、子供の成長にとってもとても大事だと思う。親のコミュニティーに子供を連れて行けば、おじさまおばさまが真剣に相手にしてくれる。
時には真剣に怒ってくれる先輩だっている。そういうコミュニケーションを肌で感じとって育って行けば、自然と社会の成り立ちやコミュニケーションの仕方を学んでくれると思う。

子供達が成長するに従って、色々なコミュニティーに関わり、多くの事を学べるよう、僕らがこの土地の風土を大事にしていきたい。
そう切に思う今日このごろ。