SUMIBITO

秋を楽しむ準備

カテゴリ : お山生活 2016.09.26

蒸し暑い夏が終わり、鎌倉山を歩いていると
ところどころに栗が落ちています。
野生の栗は少し小ぶりですが、
散歩のご褒美みたいでちょっと嬉しくなる拾い物。
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「ああ、もうそんな時期か」
と、つぶやいて急に甘露煮を作ろうとスーパーへ。
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仕事が終わった夜遅くに、独り皮むきをして
コトコト煮込んで、保存瓶に入れました。
一つは脱気して、暮れまでもてば栗きんとんに変身です。
毎日、食後に1つ食べてしまうので、いつまでもつことやら。
あと1袋だけ、栗を買ってしまおうか。
そこが悩みどころ。
だって、終わったらそれでおしまい。
それが旬を楽しむ醍醐味でもあって、
いつまでも食べられたら、ありがたくないものです。

最近、都内に出ることが多いですが、
鎌倉山に戻ってくると、なんだか気持ちがホッとします。
街中で人に会い、いろいろなモノに触れ刺激を受けて
それはそれで楽しい。
最近のお山は、雨続きもあって湿度も高く、
雨に濡れた山全体は暗く鬱蒼としている。
景色全体が、ちょっとどんよりと重々しい。
それでも、とても静かなここに戻ってくると、ああ我が家だと。
慣れてしまうと、この静けさがたまらなく恋しくなるのです。

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そうそう、先日は土砂降りの中、高圧洗浄機を使って
デッキの大掃除をしたんです。
久しくやっていなかったので、雨の日を狙って苔や汚れ落とし。
みるみる取れて、みるみる雨が洗い流していく。
すっかり綺麗になったので、またデッキで七輪かな。
七輪で魚をつつきながら、冷酒を一杯。
これがまた、なんとも贅沢なわけです。

今週の休みには、雨でできなかった落ち葉の掃除が待っています。
まず、3時間はかかるかな。
お山生活は、こんなことだって全部やらなければならないけれど、
それは自然を感じて暮らすこととパッケージみたいなもんで、
そういうもんだと思えばよいのです。

今朝、1匹まだ生き延びていたセミをデッキで見つけました。
夏の名残を感じた朝でした。