保存食という知恵
カテゴリ : お山生活 2016.08.30
先日久しぶりにグレープフルーツのゼリーを作りました。
材料は、ルビーグレープフルーツと粉寒天だけ。
簡単なので、寝る前に作って翌朝食べました。
手づくりって、自分で甘さなどを調整できたり、
素朴な味に飽きがこないので
また作りたいって思うところの良さでしょうか。
この時期、夏野菜がたくさん採れたと頂くことってありませんか?
生野菜をたくさん食べるのは難しいけれど、ちょっと加工してしまえば
季節の味を長く楽しめる。
そんな暮らしの工夫が、食卓を贅沢にしてくれるし、
そしてなによりも食材を無駄にすることなく、美味しく活かせる。
いわゆる、昔誰もがやっていた始末のいい暮らし方なのかもしれません。
いつも野菜を購入している農家さんから、先日たくさんのミニトマトが届いたので食べきれない分は、はちみつのコンポートにして楽しみました。
太陽の恵みをいっぱい吸い込んだこの時期の甘いトマトは、
もう少し先まで味わいたいので、トマトソースに。
保存瓶を使って脱気すれば、常温で3か月は楽しめます。
夏休みに4キロの胡瓜をいただいて、食べきれないので
簡単にできる「胡瓜のキュウちゃん風漬物」を作って、
毎日ポリポリと。
保存食を作ることは、生活の知恵。
共働き世帯も多い今だからこそ、とても日々の生活を楽にしてくれる技だと、私は思っています。
急なお客さんがあっても、本当に役立つ保存食。
そして、保存食の作り方を知っているということ、
すなわち知恵の蓄積こそが、
緊急時にも暮らしを支えてくれると、私は実感しています。
最近、暮らしにレジリエンスを持つということが、私の中でちょっとした
テーマになってもいます。
手づくりの保存食は、愉しみながら暮らしの中に
日々のルーティンとして取り込んでしまえば、面倒になことではありません。
しかも、美味しいとなると、やる価値が出てくるんですね。
ぜいたくは、日常の中にあると実感できるのも、
やっぱり手作りの味わいだからこそ。
私は、野菜が届く日がとても楽しみです。