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犬に連れられて

カテゴリ : お山生活 2019.02.07

先代の犬が、この世を去ってから3年。
すっかり散歩をする必要がなくなり、
ネコをお供に公園に行くくらいしか歩かなくなった。
普段は、ほとんど車生活。
坂の多い山に会社も自宅もあるものだから、
ドアTOドアで行動するもので、気づけばこの3年で
筋力もめっきりと落ちてしまった。
ひどい日は、1000歩にも満たないという生活。

しかし、去年の9月に生後7か月になる子犬がやってきて、
とにかく元気な男の子は、歩きたい、はしゃぎたい、走り回りたい。
すっかり体が鈍ってしまった私も、歩かざるを得ない。
遊びに付き合わざるを得ない。

始めはすぐに息が上がっていたが、最近は散歩で3キロは歩くように。
4-5000歩も歩けば、体も軽くなる。
鎌倉山は、アップダウンが激しいので、ただの散歩でも
街中よりずっと体力はいるが、今まで知らなかった場所を見つけるごとに
ワクワクしてくる。

こんな切通しがあることも知らず、愛犬を連れての散策は
その土地を知るいい機会で、かなりおもしろい。
古い建物や、牧歌的な風景や、売出し中の土地。
自分の知らない場所がこんなにあったのかと、面白さがます。
そんなものを求めて足を延ばし歩いていると、30分も過ぎれば汗ばんくる。
なによりも足腰の筋力がつきはじめると、血行もよくなるし体力もつくから
いいことづくめ。
やっぱり歩くって、こんなに大切だったのかと思い知る。

さらに犬を連れて歩いていると、季節にも敏感になるし
あっと息を飲む景色に出逢うこともしばしば。
休みもインドア的な遊びより、外に一緒に出掛けられる場所を
探すモノだから、たくさんの美しい風景に出会い機会が増える。

足元を見る。
空を眺める。
景色をみて、佇む。
忙しさのあまり、ついつい忘れてしまいがちなことを
犬が教えてくれている感じです。

立春をすぎて、暦ではもう春。
日当たりの良い場所では、もうフキノトウが芽を出していました。
だいぶ筋力も戻ってきたし、
この春には、天園ハイキングコースにいけるかな。