SUMIBITO

成長

カテゴリ : 波の音 2019.04.08

子供が遊びに出かけると、色々な物を拾って帰ってくる。花だったり、石だったり松ぼっくりだったり。そのうち虫だったり、子猫だったりと親が困るようなものも連れ帰ってきそうで怖い。自分も小学生の時、下校時に車の下に隠れている子猫を見つけ、なぜか可哀想だと勝手に思い、家に連れ帰った記憶がある。当然家には入れてもらえずそのあとはどうしたか記憶にないのだが。。。先日は、遊歩道に落ちていた桜の花を持ち帰ってきた。綺麗なままだったので、今は食卓を彩っている。家の中に植物、花が飾られてると毎日四季を感じられて気持ちがいい。

そんな息子の入園式が先日の土曜日に行われた。土曜日ということもあって父親の参加率は物凄かった。自分が子供の頃の入園、入学式や卒業式に父親が来ているのは稀だったように思う。うちの父は一度も参加した事がないと言っていた。時代が違うと言えばそれまでなのだが、最近の父親は子供に対する関わりが強いように思う。子供にとっていい事だと思いたい。

幼稚園という新しい生活リズムははもちろん緊張する事だと思うが、親は親でどんな保護者たちがクラスメイトになるのだろうと緊張している。自分も入園式の時、どんなお父さんたちがいるのかな?若い人が多いのかな?うまく親同士やっていけるのかな?とか色々考えてしまった。そしてこの幼稚園には父親参観日なるものがあるらしい。一緒に園庭で走ったりするのだろうか?最近不摂生だから、少し走ったりしようかなんて、今から考えてしまう。もしかすると息子より新しい環境に緊張しているのは親の方なのかもしれない。

今朝は初登園だったので、朝からぐずり、園で母親と別れる時に泣くのかなと想像していたのだが、何のことはない。元気に行ってきまーすと言って出かけて行き、普通に母親と別れたそうだ。息子はしっかり成長しているようだ。嬉しいようなちょっと寂しいような。

子供は勝手に成長していく。親がもっと成長していかなければと思う我が家の春だった。