SUMIBITO

住む場所

カテゴリ : 波の音 2018.10.05


前回、来年の4月までに家を出るか、家を買うかという大家さんからのお話があったと書いたのだが、さてさて。

今住んでいる賃貸の家はとても気に入っている。2世帯の作りで買ったとしても少々住みにくいだろうと言うのは容易に想像できるのだが、ロケーションが本当に素晴らしいし、南向きの吹き抜けリビングには大きな窓があり、とても気持ちのいい家であることは間違いない。 だけれども、いままでは漠然と家が欲しいとしか考えて来なかったから、実際に家の購入を検討し始まると、今まで考えもしなかった色々な事が目の前に突きつけられ、家というものは本当に難しいものなのだとひしひしと感じる。

結果として今のこの家は買わない事に決めたのだが、最大の理由は家の前の道路だった。我が家には3歳になる息子がいるのだが、子供にとって家の前の道路が危ないと判断したからだ。今の家は細い裏道の坂の途中にあるのだが、この裏道がとても狭く、くねくね曲がっている。週末ともなると、地元以外の車が結構入って来るのだが、皆んな待ち方を知らないからどんどん突っ込んで、すれ違いが困難になり渋滞してしまったり、怒鳴りあったりしているのだ。しかも結構みな飛ばすので、子供の通学路となるこの道をあまり歩かせたくなかったからだ。もちろんそれだけではないのだが、やはり僕らの生活スタイルには少し合わないと判断した。

じゃあ、家は出なければいけないし、どうしたものか。 フリーランスで住宅ローンも贅沢には出ないのでやはり、どこか妥協は必要だと言うことを、この1ヶ月でまざまざと感じた。そうなると、自分たちは何を一番大切にしたいのか、と言うことを考え始める。 注文住宅、間取り、日当たり、交通の便、場所・・・・・・。きっとここは人それぞれ重きが違うだろうが、僕らのとった決断は場所だった。それも今住んでいる地元限定。この中で予算の許す家を探すと言う結論だ。

地域を限定しているから、物件も限られてくるし土地もいい値段がする所なのであまり贅沢は言ってられない。もしかすると場所を変えれば理想に近い家を建てられるかもしれない。でも色々考えた結果、僕らは場所は譲れないと結論に至った。

一番大事なものが決まったら、あとはひたすら不動産屋さんと一緒に根比べ。しかし、こればっかりは運というか縁なんだと思う。

さて、次回までに我が家の行く末は決まるのだろうか。。。