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農地から農地転用で家が建つ?

カテゴリ : 波の音 2018.08.26

今年のお盆も、毎年恒例、妻の実家がある長野に赴いた。茅野にいる妻の従兄弟に息子よりちょっと上のお姉ちゃん兄弟がいて息子のことをよく面倒をみて遊んでくれるので、息子にとっては本当に楽しみな旅行となっている。毎年、行くとバーベキューでもてなしてくれるので自分も行くのが楽しみなところの一つだ。

今年の夏は本当に暑いのだが、過ごしやすい茅野でもやはり昼間はとても暑かったそうだ。しかし、関東に住む僕らにとっては本当に涼しく過ごしやすい土地だと感じる。朝晩なんかは、肌寒いほどだ。

こんな山の中で住むのも楽しいし、過ごしやすいから羨ましいなんて話をしていたら、土地は余ってるし安いから買ったらどうだなんて話になった。ちょうど目の前の土地は放ったらかしになっているし、農地だから坪3000円くらいじゃないか?なんていわれてその気になってしまった。ただ農地というのは農地法という法律があり、農家の資格を持っている人しか購入することができないらしい。じゃあ、買えないじゃないか!なんて思っていたら、妻の従兄弟のお父さん、つまり妻のおじさんに当たる人は農家の資格を持っているんだとか。「おいちゃん」と皆んなに親しまれているそのおじさんは、いつも朗らかで誰にでも笑顔で接してくれる。もちろん僕ら家族が遊びにいくといつも嬉しそうに迎え入れてくれる。

「本当に欲しければ、俺が買って農地転用で住宅が建てられるようにしてから転売してあげるからいつでもいいな」なんて言ってくれる。なるほど、農地でも転用すれば住宅が建てられるらしい。ただし、この転用も農地法で定められていて「農地を転用するには原則として都道府県知事又は指定市町村の長(都道府県知事等)の許可が必要である」とのこと。必ずしも転用が許可されるわけではないようだ。

もし本当に土地が数百万程度で手に入るならと少し本気になってしまう。関東の拠点では賃貸で過ごし、第二の拠点に安く家を建てる。こんな生活があってもいいような気がして来る。老後をそちらで過ごすなんてことを視野にいれたらこれは本当に「あり」なんではないだろうか?

そんなことを妄想しながら食べるバーベキューは格別だった。