SUMIBITO

今年も花粉の時期が。

カテゴリ : 波の音 2018.03.09

花粉症である。毎年毎年この時期が苦痛でならない。かれこれ花粉とは10年以上の付き合いになる。花粉症になってから、それこそ花粉に効くと言われたものをたくさん試してきた。ヨーグルト、ビーポーレン、甜茶、アレルケア。。。。。 もちろんそれらが全く効かないと言ったわけではないのだが。ある年は「あれ?」治った!!!!!と思っていても次の年は全然だめだったりとを繰り返している。結局はお医者様に処方してもらった薬を毎日飲むのが一番効いている。あまり薬には頼りたくないのだが、仕事にならないのではしょうがない。

周りもなんと花粉症の人が多いことか!先日もある友人が鼻水が出て喉がイガイガすると言っていたので、「おめでとう花粉症デビューだね」と言ったら「いや、俺は絶対に違う」と言い張っていた。なぜ初めて花粉症になる人は、自分は違うと言い張るのだろう。。。その数日後また連絡してみると「初めて花粉症の人の気持が分かったよ。。」とやっと認めていた。

朝、黄色くくすんだ車を見るとゾッとする。これだけの花粉が町中を舞っていて、それらを吸い込んでいるのだから。せめて家の中だけでも快適に過ごしたい。家では空気清浄機が24時間フル稼働しているが、リビングにある一台では到底間に合わない。何か根本的に家の構造自体で解決出来るようなものは発明されないのだろうか。

以前テレビで見たことがあるのだけど、地中熱を取り入れた住宅というのがあるそうだ。地中は一年を通して温度が一定なため夏は涼しく感じ、冬は暖かく感じる。その熱を家の中にうまく取り込んで一年を通して温度差がない環境を作るのだそうだ。そして家の中の空気を循環させるのだが、地中深く掘ったパイプの先には浄化水がありそこで花粉や空気中のチリを浄化してくれるそうだ。なんとも素晴らし仕組みじゃないか!しかしちょっとネットで調べてみるといい事だけではないようだ。イニシャルコストがかかったり、夏はカビ臭くなったりといった事が起こり得るようだ。まあ、実際に住んでいる人が周りにいないので確かな情報は分からないのだけど。

パッシブハウスというものが注目されている今日このごろ。エコで体に負担のない住宅環境。とても良いことだと思う。ただ何事も行き過ぎるも考えものかもしれない。一年を通して家の中の環境が変わらないと言うことは、日本の素晴らしい四季を感じられなくなると言うこと。そしてそれに慣れきってしまうと人間は適応能力が衰えどんどん退化していくのではないだろうか。

今地球環境はどんどん悪い方向へ向かっている気がする。いまの子どもたちが大人になる頃は一体どんな環境になっているのだろうか。そう考えると甘やかして育てるより、適応能力が育つ、ある程度スパルタ的な環境で育てたほうが良いのかもしれない。

ただ、花粉は何とかしてほしい。。。