ネコとの暮らし
カテゴリ : お山生活 2018.05.08
ゴールデンウィークは毎年、ほとんどお山から下りずに過ごす。
ひとたび海側に下りれば、楽しいイベントもたくさんあることは
もちろん知っているが、
渋滞と人ごみの中過ごすのは、好きではないからだ。
そして我が家には、猫が3匹いる。
何よりも、猫とのんびり過ごせる唯一の時間が、
「休み」というわけだ。
普段、朝から晩まで仕事をし、度々夜すらいない私は、
あまりかまってやることもできない。
彼らは、ほとんど猫たちだけで、一日を過ごしているようなものだ。
なので、こうした連休は、
彼らと日がな一日を一緒に過ごせる、絶好のチャンスである。
うちの猫たちは、少し特殊である。
ご近所の人も驚く、「散歩する猫たち」なのだ。
声の合図で外に出て、リードも付けず、
私の指示に従ってどこまでもどこまでもついてくる。
帰りも「帰るよ」の一声で、Uターンをし、家に一緒に入る。
言葉の理解度が非常に高く、飼い主が言うのもなんだが、とても賢い。
1匹だけ、とても臆病なので新しい場所には慎重になるが、
散歩隊隊長のキジトラは、本当にどこへでもついてくる。
もちろん、細心の注意は払うため、車の通りが激しい大通りなどは
歩かせないが、住宅街や山道ならば、どこまでもついてくる。
今年は、私が樹木について学んでいることもあり、近くの公園を
自分のフィールドワークとしようと決め、
いくつかの公園へも足を運んだのだが、そこへもきちんとついてきた。
かわいいとしか言いようがない。
まるで犬のように、時には犬より賢く、私のそばで過ごす猫たち。
私は、樹木のハンドブックを片手に、いろいろな樹木の資料を集めながら、
毎日、公園に出向いた連休。
こんなに癒される時間を、もう少し増やせたらどんなにか素晴らしいのにと
ふと思う、ネコとの暮らし。
今、一番大切にしたい時間かもしれない。