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薪割り

カテゴリ : 波の音 2017.03.25

3月の三連休を使って、妻の地元長野に行って来た。義理の母の誕生日のお祝いで雪山近くのペンションに泊まり、ゆっくり食事と雪山を楽しんで来た。息子にとっては雪山は初体験。もちろんまだスキーが出来ないのでソリで遊ばせた。ソリのスピードに怖がるかと思ったが、最初から楽しかったらしく何度も滑り、親は汗だくだった。

ペンションに行く途中、以前ここの記事でも登場した、妻の従兄弟のログハウスにも寄ってきた。既に雪は路の端にある程度だったので夏タイヤでも問題なく茅野の山奥にたどり着くことができた。

鎌倉は既に春の匂いを感じられていたが、やはり長野はまだ寒かった。聞くところによると真冬には北海道と同じくらいの氷点下になるそうだ。そんな雪国に暮らす従兄弟の家には薪ストーブが生活の中心部で家の中を心地よく暖めている。

薪ストーブの温もりって本当に優しくて気持ちが良い。炎を見ているのも飽きないし家の中に薪ストーブがあるのはちょっと憧れる。

でも薪ストーブって、薪の確保や維持、ストーブのメンテナンスとか色々大変そうだなと思う。特に薪割り! かなり重労働なんだろうなと。じゃあ、体験してみようということになり、人生初の薪割りを体験してきた。

斧の使い方のレクチャーを受け、怪我のないよう気をつけながら斧を一振り。むむ、これは中々手強い。力で割るのではなく、斧の重さで割るんだよと教わったがやはり変なところに力が入ってしまう。ほんの数本割っただけだが、すぐに体が悲鳴をあげた。特に握力がどんどんなくなって行く。記念に写真をとってもらったが、想像以上のへっぴり腰に閉口した。

一方、薪割りマスターの一振り。さすが、様になっている。

この重労働をシーズン中、つねに行わなければならない事を考えると、薪ストーブを設置するのを躊躇してしまいそうだ。と思っていたが聞くところによるとちゃんと薪割り機があるそうだ。斧での薪割りは趣味・ストレス発散を兼ねてなのだとか。 確かに一振りでスコンと割れると何とも気持ちがよかった。

調べてみると薪を購入したり、配達してくれるサービスまであったりするのでそんなに身構える必要もないのかもしれない。

ところで一口に薪ストーブといっても一体どんな種類があるのだろう? 自分が住みたい家に合った薪ストーブを探すのは大変そうだ。 

まずは種類を考えよう。
・ クラッシックタイプ
・ モダンタイプ
・ クッキングストーブ
・ ビルトインタイプ(埋め込み型)
・ 薪ファーネス

自分がストーブに何を求めるかによって種類が決まってくる。
そしてメーカーもかなり多くあるようだ。

VERMONT CASTINGS (バーモントキャスティングス)
JOTUL (ヨツール)
DUTCH WEST (ダッチウェスト)
morso (モルソー)
scan (スキャン)
HWAM (ワム)
IRON DOG (アイアンドッグ)
ESSE (エッセ)
Majestic (マジェスティック)

ざっと調べただけでこれだけのメーカーが出て来た。各社それぞれ独自のストーブを展開していて、見ているだけでワクワクする。

薪ストーブは設置した後のメンテナンスも重要なので、購入する際は信頼のおける代理店、工務店にお願いするのが良いだろう。

家の中を優しく暖め、そこに家族が集まり色々な話で盛り上がる。薪ストーブでピザなんか焼いたら子供も喜ぶこと間違いない。
そんな薪ストーブが似合う家を建てられたらと思う三連休だった。