SUMIBITO

ちびスケ1号 完成

カテゴリ : ちびスケ 2017.08.21

ちびスケの考え方。
小さく住んで、質のよい暮らしを過ごしてほしい
追われるような忙しかった時代から、仕事もひと段落し、子供も巣立った。
自分と向き合うそんな時間を、有意義に過ごしてほしい、そんな思いがあります。

無駄に広い家になってしまった。
空き部屋は荷物置き場。
窓は開け風を通す、だけ。
床の掃除をする、だけ。
棚の上のホコリを取る、だけ。
沢山の不要な荷物の中から必要な物を探す、しんどさ。

「この家の中身を整理し、家は子供に譲り渡し、人生終盤、私はシンプルに生きたい。動物たちと」

敷地は320坪。延床は17坪。平屋。
好きで集めたアンティーク。それらに囲まれ、動物がストレスなく過ごせる広く自然いっぱいの土地へ。与えられた時間を自分の為に使う。
那須という場所は、北関東で寒いです。管理された別荘地なので、雪が降ったとしても除雪機能が働いています。お願いをすれば、駅までシャトルバスを出してくれます。また寒さは家の断熱性を高めた事と、小さい薪ストーブがあれば、十分暖がとれる。燃料の薪も敷地から調達できる。地域は、農業酪農業も盛んで、食材に困る事もないし、何と言っても安価です。特別な食材を求めない限り、地産地消が実行できる場所。
この自然いっぱいが維持できているのは、別荘地としての外郭がしっかりともっているからです。規約に基づき樹木の伐採計画があったり、建ぺい率・容積率、また隣地境界線との建物の離隔の決まり、敷地境のフェンスも金属製はいけませんとあります。工事が始まる前に役所以外に管理事務所へ計画を申請しなくてはいけません。管理事務所が目を光らせているからこそ、質の高い別荘地として維持ができているのだと思います。

田舎ゆえの、便利と不便を理解して鎌倉から移住します。
「快適」という価値をどこに求めるのか?人それぞれですが、ちびスケ1号のオーナー様は、自然と動物と共に生きる事を選びました。
5年、10年、20年、30年とヴィンテージへ移りゆく。そしていつか家もアンティークへ