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六本木へ行きましょう

カテゴリ : 住む人日記 2018.11.08

霜月になりましたが、らしくないタイトルをつけてみました。
と言うのも先日、六本木ミッドタウンに併設されている21_21 DESIGN SIGHTで11/2から開催中の「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」の内覧会にお邪魔しました。展示ディレクションは、日本を代表するデザイナーであり日本民藝館館長でもあり深澤直人さん。遡ること1925年に柳宗悦が「民芸」と無名の職人が手がける品に名付けて、93年という月日が流れました。今と昔という流れのなかで、民藝は決して古い価値観ではなないのだと改めて気づかされました。

年代や作者などの詳細は展示場には一切なく、日本民藝館に所蔵されながら普段は見ることのできないものが、深澤直人さんの軽やかで時にユーモラスな言葉と共に展示されています。純粋に形として、佇まいとして、そのものが持つ魅力と意味をピュアに浮かび上がらせる、堅苦しさのない展示です。いつもこのコラムを読んでくださっている方には、きっと楽しんで頂けるだろうと思います。

愛情を注がれたたくさんの手仕事に、私たちは日々の暮らしを手助けしてもらって今日に至ったのだと、心が温かくなりました。是非、ご興味ある方は続きは六本木で。

さて、住む人編集部は、今まさに校了真っ只中です。企画から遡ると9ヶ月間ほどの時間を毎年かけているのですが、どうしても最後はタイムリミットとゴールがほぼ同時にギリギリマラソン状態に。それでも協力してくださった沢山の方のお陰で、また新たしい号を出さすことが叶いそうです。部数も少ないリトルプレスですが、お取り扱いくださる書店様も、大募集中です。
オンラインストアでは12月1日発売、既存お取り扱いの書店様では12月10日頃からの発売となりますので、もう少しだけ、お待ちください。

今日は短いですが、この辺で。
校了に向けてもう朝4時半です。

住む人編集部