SUMIBITO

生きる、住む、暮らす、考える。

カテゴリ : 住む人日記 2017.04.10

私事なのですが、つい最近、結婚をしました。
奥さんという家族が増え、引越しをし、新しい住まいでの新生活。慣れないことづくしです。
私は撮影の仕事の傍ら、本を作ったり文を書いたり、奥さんも会社勤めながら似たような生活を送っているので、当然お互い夜は遅く休日出勤もしばしば。となると、掃除、洗濯、炊事をこなすのも一苦労。ルールや分担を決めることもままなりません。
はじめは自分のほうが家にいる時間が少し長いからと頑張ってみたものの、フリーは家にいる時間も仕事が山積み。忙しい日は「やっておくね」と言ったはずの朝食の洗い物が深夜になっても手付かずだったり。時間の使い方にも不慣れだから尚更、ちょっとしたことが思い通りに進まないのです。


私は料理好きなほうですが、仕事もしつつ毎日バラバラな相手の帰宅時間に合わせて、2〜3品揃えるにも「頑張ろう」と気合をいれるのですが、共働きの家庭で育った自分としては、母はさぞかし大変な思いをしていたに違いないと、初めて思い知るのでした。
そんなとき、「大変よね、いつもありがとう」と一声かけてさっと手伝ってくれるパートナーの存在には心救われます。
忙しない若い夫婦には、喧嘩などしている暇もありません。

慣れない生活も、上手くいかないことも「考え・工夫する」ことで暮らしは次第に上向いてくのだと実感する毎日です。
きっと結婚や私生活、仕事においても先輩の皆さんには、当たり前のことかもしれません。けれど、当たり前なことほど、怠ったり忘れてしまうような気がしています。だからこそ、いつも初心を忘れずにいること。思い出すこと、大切なのかもしれません。
いつもは忙しい旦那さん、奥さん、是非この週末はお互いに手伝いあい、一緒に考え、過ごしてみてください。

掃除と洗濯もスムーズな方法を考えれば楽しいし、料理も節約しながら数品を作ることに頭を凝らすとレパトリーも増えます。
楽しい発見が余裕に繋がり、やがて家や暮らし全体にも自然と目が行き届くようになる。
住み良く心地良い住まいと暮らしとは、いったいなにか。それは人それぞれですが、充実した気持ちで日々を送ることで、自分なりのメソッドができてきます。
『住む人』という雑誌は、そういう体験をしながら、作るからこそ、楽しい本なのかもしれません。


【お知らせ】
吉祥寺百年さんにて、『住む人』取り扱いスタートしました。
駅から徒歩5分ほど、東急百貨店のすぐ側です。

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