思い出のホームパーティー
カテゴリ : お山生活 2016.11.11
子どもの頃の楽しかった思い出のひとつに、ホームパーティーがあります。
両親の仲間やご近所さんが集まって、夜まで賑やかな集まりが
いろいろな家でありました。
みんな料理を持ち寄って、子どもも大人も足の踏み場もないくらい。
子どものお目当ては、何と言ってもフルーツポンチ。
あの頃のホームパーティーと言ったら、とにかくフルーツポンチが
必ずあったんです。
シュワシュワ炭酸が入って、フルーツがいっぱい。
お料理は、まるで外国の料理番組に出てきそうな、大皿料理のモノばかり。
その料理の多さに、とにかく子供たちは興奮しました。
家と外の空間の境界もないほどに、人がワイワイガヤガヤ。
総勢5.60人なんてざらだったと記憶しています。
パーティーの中盤からは自然と生演奏が始まり、
楽器を弾く人、歌を歌う人。
そのうち肩を寄せ合って大合唱。
そんな中で、赤ちゃんはすやすや眠っているし、
子どもたちは好き放題庭を駆けずり回り、眠くなってしまった子供が
歌を歌う母親に抱っこされながら、気持ちよさそうに寝息を立てる。
そんなホームパーティーの記憶が、今になって
実に湘南らしかったと思うし、
何とも言葉では言い表せない「場の雰囲気」というものが、
たまらなく楽しかったのかもしれない。
テーブルに並ぶ美味しい手料理の数々、音楽、歌声、みんなの笑い声、
和んだ空間、大人の楽しそうな顔、子どものはしゃぐ声。
そんなすべてにムードがあって、ご近所さんも参加するから、
怒られることもなかったし、どこかのんびりとした時代だった。
まさに、体感して感じる雰囲気だった。
そのムードをなんとなく再現したくて、
会社で始めたイベントは、ほとんどがホームパーティー形式。
今年で4年目になる「THE 男の週末」も、実はその思い出がきっかけ。
アウトドアリビングとしてデッキも活用しながら、クッキングオーブンを
使ってシェフら男性陣が、手料理をふるまう。
いろんな人たちが気軽に集まって、飲んだり食べたり語り合ったり。
来るも自由、帰るも自由。
そんな何でもないイベントなのですが、
皆さんにとても好評で楽しんでもらえるのは、
とくにテーマもないからこそ、
きっと私が子どもの頃に感じた、あの「場の雰囲気」が
ワクワクするのかもしれない。