SUMIBITO

草木の香り

カテゴリ : 住む人日記 2017.02.21

三寒四温、暖かいと寒いを繰り返しながら、少しづつ季節が移ろいでゆくのを感じます。
冬が訪れると、その冷たさに身も心もピンッと張り詰めていく。それが暖かくなるとだんだんと弛んで、ふっと力が抜ける。
そんな感覚になるから、春はいいなぁと思うのです。
目わ痒いし、鼻は詰まるし、別れも多くて「あぁ嫌い嫌い」と言いつつ、生暖かい風に乗って香る草木や土の香りは、ほっとするもの。なんだか、生きていることを感じる瞬間です。最近では透明だった光もずいぶんと滲むようになってきました。もうあと少し。
年度末に向けてとても忙しい日々が続きますが、新しい気持ちになることを、忘れずに。

住む人編集部