SUMIBITO

家の佇まいって?

カテゴリ : 住む人日記 2017.03.21


先日、カタログ製作の取材でとあるお施主さんのお宅にお邪魔した。
太陽の光が窓から滲むように注ぎ、風や声がふわりと家の中を舞う、そんな住まいでした。
奥様のつくるお料理がとにかく美味しくて、旦那さんの気遣いがとても温かくて、そこで過ごす時間には、お二人の丁寧な人柄が滲むようでした。


不思議なことに家の佇まいにも人柄は現れます。それは外観やインテリアがお洒落であるとか見た目上のことだけではなく、その家で過ごす日々を大切にしようとする姿であったり、暮らしをどのように捉え、考えているかといった要素が、空気感として現れるのだと思います。


とても漠然とした言い方かもしれませんが、GITAKUらしい板張りの外観や抜けのある空間設計という共通要素を超えた、迎えてくれる家主の表情や人柄と家の佇まいに「あぁ、なるほど、そうですよね」と呟きたくなるような、個性を感じるなんとも不思議な体験なのです。
それは、自分色に染められる余白がたくさん残された家だから、なのかもしれません。

GITAKUの住まいってなんだろうかと考えた時、「生きる、住む、暮らす、考える」そんな言葉を、添えたいなと思いました。

住む人編集部