SUMIBITO

食べかけへの愛、それから。01

カテゴリ : 住む人日記 2018.11.20

今回から、新しく連載をスタートすることになりました。

「住む人」vol.2では、食べ物をテーマに編集しています。住まいの充実は、実は食卓の充実につながっていることを紐解いてみました。

この連載のテーマは「食べかけの愛」について。ご飯の食べかけの姿がどれほど魅力的なのか。月1回ですが、私の偏愛っぷりにお付き合いいただけると嬉しいです。今回はno.0として、私と食の関係性や食に対して考えていることを書きたいと思います。

私は昔から食べることが好きだ。

日常生活の中で、食べている時が一番幸せな時間だ。

多分、「寝る」ことの次くらいに好きだと思う。

ふと、改めて考えてみると、美味しいものを食べることで喜びを得られるというよりも、食べるという行為自体が好きなんだと思った。

つまり、口いっぱいにご飯を入れて、もぐもぐ……と、咀嚼する。
この行為に幸せを感じているのかもしれない。

「食べる」は私の幸せ。

そして、私は料理のプロや、食通(グルメ)ではない。

特別に好きな食べ物がたくさんあるわけでもない。

しいて自分の好きなメニューについて言うなれば、母の作った肉巻きハンバーグ(ハンバーグの上に牛肉を巻いてウスターソース、ケチャップなどで煮込む。祝い事の時によく登場するメニューだった)や、夫がよく作ってくれるラーメン(昆布やカツオで丁寧に出汁を取った、優しい味が特徴。深夜に食べても罪悪感の少ない、簡単定番メニュー)だ。味に対してはある程度の基準はあるにせよ、結局は温かみがあり、人情味あふれるご飯が好物なんだと思っている。

これからここに綴られていくのは、食べ物の食べかけの姿。

私がこれまでに出会ってきた温かみのあるご飯の、一口食べた後の姿、残り一口になった姿がいかに美しく、愛らしいかを記録していこうと思う。食べかけの愛おしいを自分なりの言葉で書き留めていきたい。

今日はここまで。

不慣れな部分もあると思いますが、これからよろしくお願いします。

 

そして住む人は無事に校了を迎え、明日から富山での印刷立会いが始まります。
発売は11月30日です。

 

住む人編集部 N.H